【神戸市公立幼稚園指定】座布団兼防災ずきんの作り方|バイヤステープを使わずに簡単・キレイ・時短でできる

こんにちは マツナミです。

寒い1月ですが、娘は寒さに負けず風邪をひくことなく楽しく幼稚園に通っています^^

去年の今頃は初めてのミシンで悪戦苦闘しながら園グッズのハンドメイドに励んでいたのを思いだします。

スモッグ・レッスンバッグ・上靴入れ・お弁当巾着・ランチョンマット・コップ袋、そして座布団兼防災ずきん!

こども園に通う息子の分も合わせるとホントにたくさん作りました。

別にね、作らなくても買ってもいいんでしょうけど、ミシンを買うのを決意したのは、

座布団兼防災ずきんがお店では売ってないから。

どうやら神戸市の公立幼稚園では座布団兼防災ずきんを使うことになっているらしく、入園の説明会で作り方のプリントまで渡されました。

お店に売ってないのなら、作るしかない…と思ってミシンの購入に至りました。

そして最近気づいたのですが、もらったプリント通りに作るよりも簡単に、キレイに、時短で作れるレシピがあるんです!

ということで今日は「バイヤステープを使わずに、神戸市公立幼稚園指定の座布団兼防災ずきんの作り方」をご紹介します。

神戸市公立幼稚園の入園準備を進めているママさんの参考になれば嬉しいです^^

注:この作り方は幼稚園からもらった作り方と異なる点があります。また、手芸レベルが初心者レベルの私が考えたものなので、間違っている点もあるかと思います。
ご参考にして頂けるのは幸いですが、あくまでも「マツナミレシピ」という点をご了承ください^^

神戸市公立幼稚園指定 座布団兼防災ずきんの簡単でキレイな作り方

用意するもの

  1. キルティング生地(52㎝×100㎝)
  2. キルト芯 (27㎝×100㎝)
  3. 座布団用ゴム 約33センチ
  4. あごひも用ゴム 約10センチ
  5. マジックテープ 5㎝×2センチ四方を2セット
  6. ミシン

プリントでは生地は50㎝×100㎝であり、バイアステープを周囲につけるので出来上がりは幅25センチの座布団ができます。

これからご紹介する作り方はバイアステープを使わずに中表にして周囲を縫う方法なので、縫い代を約2㎝足して52㎝×100㎝のキルティングの生地を用意されたら出来上がりは幅25センチの座布団ができます。(幅50㎝×100で作る場合だと出来上がりは幅23㎝くらいと若干小さめになります)

キルト芯は幅25センチ×100㎝でもいいのですが、そうすると仕上がりが少し小さめになってしまうので、25㎝ちょうどよりも少し大きめ(27㎝くらい)の方がオススメです。

キルト芯というのは、生地の内側から生地を補強したり厚みを出すために使います。

キルト芯はキルティング生地の中のフワフワくらいの厚みがあります。
私が使うのは、片面をアイロンのスチームで接着するタイプのものです。


座布団用のゴムは、毎日イスにかける時に使うので手芸屋さんで丈夫そうなものを選ぶと安心です。


ちなみにキルト芯を入れずに作った場合は、座布団の厚みは約2.5㎝くらいになります。


キルト芯を入れた場合は4㎝近くの厚みになります。

2年間の園生活で毎日使うものなので、体重がかかるとぺったんこになるのは仕方がないけど、できるだけ長い間使い心地良く座ってもらいたいので私はキルト芯を入れて作りました。
(園からのプリントには書かれていないので別になくても大丈夫です^^)

あごひも用ゴムの出番は、防災訓練の時や実際に災害が起こった時などで使用頻度が少ないので、100均とかの可愛いカラーゴムでいいです。
座蒲団と同じゴムでもいいでしょうし、ずきんが脱げないためのゴムなので、お好みで細めのゴムでもいいと思います。

マジックテープは100均で買っても、手芸屋さんで買ってもどちらでもいいと思います。
生地の色に合いそうな色を選んでください。

キルティングの生地に接着心をつける


キルティングの生地を広げ、裏面にキルト芯をつけていきます。
(キルト芯を生地の全部につけると厚みが出すぎるので、片面半分につけるようにします)

幅52㎝×100㎝のキルト芯を写真のように生地の上に置きます。

生地の端とキルト芯の端をキレイに合わせるのではなく、キルト芯は1.5㎝くらい内側に置きます。

後からミシンで生地を縫う時にキルト芯まで一緒に縫うと、厚みが出すぎて縫いづらくなるので、ミシンをかける部分にはキルト芯をつけないようにします。

生地の両端もミシンのかかる部分はキルト芯をつけないようにします。

キルト芯をつける場所が決まったらアイロンでつけていきます。

生地の真ん中からキルト芯をつけていきます。

この時のアイロンは中温でスチーム多めがおススメです。
スチーム多めで接着のりが溶けやすくなります。

私が使っているアイロンは去年アマゾンで買ったパナソニックのアイロンです。

娘の座布団を作る時にキルト芯を生地につけたのですが、その時は古いアイロンでスチームの出がかなり悪かったので、キレイにふんわりつけれずに後悔しました。
失敗後にアイロンのスチームの重要さに気がついてアイロンを新調し、今に至ります^^

キルト芯はスチームで接着のりを溶かしてつけるので、スチームは多めにして接着するとキレイにつきます。

そして、アイロンで押さえつけるとキルト芯がぺちゃんこになるので、優しく抑えながら、8秒間ほど同じ場所にアイロンを当てて、少しずつゆっくりつけていきます。

真ん中から端に向かってゆっくりアイロンを動かしながらつけましょう。
生地と接着心がシワやたわむ部分がないように気をつけてくださいね。


一通りアイロンでつけれたら、接着が弱いところがないか確認してください。

写真のように接着が弱いところには再度アイロンで接着します。


接着完了~~

キルト芯にもキルティングの縫い目がついていますね^^

キルト芯をキレイにつけるコツは、たっぷりのスチームで優しく抑える、です。
シワを伸ばすためのアイロンがけとは違うので、生地のふくらみを潰さないように気をつけてください。


ふんわり接着ができたので、生地のふくらみも押しつぶされていませんね^^

よかった。


キルト芯を入れてこれから作る座布団のように折ってみました。
なんとなくふんわり、ですね。

これだと2年間は持ちそうです。

半分に生地を折る


ではキルティングの生地を半分に折りましょう。(プリントの工程①)

表面が内側になるように折ります。

幅50センチの辺を半分に折るので、幅25㎝×100㎝の長方形になります。


キルト芯は半分に折った時に1~2㎝反対の面に入り込んでいますがこれで大丈夫です。というのも、ふちを縫ったら縫った部分は生地が重なり合って厚みができるのですが、キルト芯で覆っている方の折り目は縫わないので、キルト芯がないと両端のふちの厚みに差ができてしまいます。

子供は気にしないかもしれませんが、お母さんとしては左右のふちの厚みをそろえたいかな?と思ったので、キルト芯は折り目を1~2㎝またぐくらいがおススメです。

キレイに半分に折って、両端をそろえましょう。

次の工程ではミシンをかけるので、ここでキレイに半分に折れていないとキレイな座布団ができないので丁寧に折ってくださいね。

ミシンをかける

ではミシンをかけます。(プリントでは工程②に該当します)


写真のように左の端から反対側の端まで一気に縫います。

注意点は、
・縫い始めと縫い終わりの返し縫いをしっかりする
・端から1㎝のところを直線縫い

の2つです。

右側は後から生地の表面を出すために、10㎝ほど縫うだけにしましょう。


ということで、ミシンをかけましょう。
ちょっとドキドキですが、落ち着いて端から1㎝の所を直線縫い!


生地の向きを変えて再び直線縫い!


再び角度を変えて10㎝ほど直線縫い!


最後は返し縫いをしてください。

ゆっくりキレイな直線縫いができたらオッケーです^^

生地を裏返して表面を外側にする

右端のあいている部分から生地を裏返していきます。
結構な厚みがあるのでゆっくり裏返してください。


なんか表生地が見えるだけでもできてる~っていう気がして嬉しいですね^^


全部裏返すとこんな感じ!

角っこはちょっと出しにくいけど、内側から押したりして生地を出してくださいね。


座布団のふちをアイロンで抑えて落ち着かせましょう。

座布団の口を閉じる

次に開いている部分を閉じましょう。


ミシンで縫った折り目に合わせて生地を1㎝くらい内側に折り込みます。

生地と生地がキレイに重なるように出来るだけ丁寧に織り込んでください。
アイロンで折り目をおさえてくださいね。


折り目ができたらミシンで縫いましょう!


出来ました!

生地の端から5ミリほどの部分を直線縫いしました。

表から見える縫い目はこの13㎝程の直線だけなので目立たないです。

バイアステープでふちを縫うと縫い目が見えて、キレイに縫えなかったらショックが大きいけど、この縫い方なら縫い目はこの直線だけで目立たないので気がラク~

そして時短!

座布団の見える面を考える

せっかくの可愛い生地なので、より可愛く見えるように、イスにかけたときに見える面を考えましょう。




生地を半分に折って、更に半分に折って、座る部分にどんな絵柄が見えるかを確認してくださいね。
折り方を変えて、折ってみて、どの面がいいのかな~~

折り方によってキャラクターの位置や色合いが違うので、よく考えてくださいね^^

座布団の内側両端にマジックテープをつける

座る部分の絵柄の確認ができたら、その面の裏面の両端にマジックテープをつけましょう。
(プリントの③の工程)

半分に折った時にマジックテープが付くようにするために、マジックテープの位置を決める前に半分に折った時の折り目をアイロンでつけます。


上の写真は半分に折った時に両端が重なった部分です。

ちょっと写真ではわかりにくいですが座布団は厚みがあるので、ちょうど半分で折り返すと両端がキレイに重なりません。片側が少し長めになってしまいます。

なので折り返す時は折り目を半分より3~5ミリずらすとキレイに両端が重なり合います。

私は座布団を左側が下になるように、右側に折り目をつけました(右端が左端の上に重なる)


折り目が決まったら、こんな感じで座布団の内側にマジックテープをつけましょう。

まずは左側から。左側が下になる部分なのですが、私は下になる部分にマジックテープの固い面をつけるようにしています。


マジックテープの四隅は返し縫いをしてしっかり固定しましょう。

上の写真では縫い目をずらして書きましたが、実際に縫う時は縫い目は重ねてください。


ゆっくり返し縫いをしながら、できるだけ端まで縫います。


角度を変えてゆっくり縫います。


生地が長いので、角度を変えていくと縫いにくくなりますが、生地をミシンの中に折り込んで縫います。


出来ました!


裏から見ると、こんな感じ。
なんとなく四隅の縫い目がしっかりしていますね^^

これだけ縫い付けたらよほどのことがない限りマジックテープは取れないでしょう。


反対側の端にもマジックテープをつけます。

先ほどマジックテープをつけた端に合うように折ります。


ゆっくり生地をめくりながらマジックテープが見えたところに合わさるようにマジックテープをつけましょう。

写真では指で押さえている方がこれからつけるマジックテープです。


こちらも先ほどと同様に四隅は返し縫をしながらしっかりつけていきます。

二つ折りの状態にして、両端にマジックテープをつける

座布団を広げた状態の両端にマジックテープがつけれたら、更にマジックテープをつけていきます。(プリントの工程④)


スミマセン、写真が切れていますが、二つ折りにした状態の両端にマジックテープを置きました。

今からはこの両端のマジックテープをつけます。

私は半分に折る時は、常に右端を左端の上に来るように折っています。


左側の端に先ほどマジックテープをつけた部分があるのですが、そのつけた部分と端の間にこれからつけるマジックテープを置きましょう。

場所が決まったらミシンで縫い付けます。


縫い付けれたマジックテープを裏側から見ました。

先についていたマジックテープと同じ幅で、中心をそろえて縫い付けれたのでキレイにできました^^


反対側にもマジックテープをつけるのですが、折り目に注意してくださいね。

座布団を半分に折って、更に半分に折るので、折り目がキレイに沿うように注意してください。


反対側もキレイに重なり合っているか注意してください。


折り目が確認出来たら、マジックテープの位置を決めます。

先ほどつけたマジックテープにキレイに重なりあう部分を確認してください。


ずれないように待ち針で固定したらミシンで縫いつけましょう。


四隅は返し縫でしっかりと


生地がモサモサと縫いにくいけど、邪魔にならないように折ったりしてミシンを進めてくださいね。


完成~

マジックテープは4つめが疲れもあるし一番縫いにくいと思いました。


横から見た感じ。

順調にできてきています^^

でも完成までにはまだ工程があるのです…

イスにかけるためのゴムをつける

次にイスにかけるためのゴムを縫い付けます。(プリントの工程⑥)

座布団を広げて、ちょうど真ん中にくるくらいに30㎝の幅広のゴムをつけます。


座布団の内側の端にゴムの端を合わせます。
縫い付ける幅は約2㎝くらいにしました。


場所が決まったらマジックテープ同様ミシンで縫いつけます。

幅が2㎝ほどなので、ミシンのスピードには注意してください^^


こちらも座布団がモサモサするけどゆっくり進めてくださいね。


ハイ、片側完成~


もう片側のゴムの端もつけましょう。

注意点は、端と端がキレイに向かい合うようにすること。
上の写真だとずれていますよね。 初めて作った時はちゃんと確認したつもりだったけど派手にずれてしまって後悔したので、皆さんはお気をつけくださいね!


これならいいでしょう^^

ズレる前にミシンで縫いつけましょう!


座布団の下にはゴムが通っているので、ゴムを巻き込まないように注意してください。


縫いにくいけど約2㎝四方なのでゆっくり縫えばキレイに縫えます。


完成~~

あご部分のゴムをつける

次はあご部分の短いゴムを縫いけましょう。
(プリントの工程⑥)

イスにかけるゴムから29センチのところにあご用ゴムをつけます。


あご用ゴムも座布団の内側の面につけましょう。(表側にゴムの縫い目が見える)


柄のゴムだと可愛いけど裏表があるので、間違えないようにご注意ください。


場所が決まったら先ほど同様にミシンで縫いつけます。


同様にもう片方の端も縫いつけます。

場所を決める時はできるだけゴム同士が重なるようにしてください。


ゴムが短いのでせっかく決めた位置もズレやすいので注意しながら縫ってくださいね。
ゴムなので縫う時に引っ張ってしまいそうになるけど、それもご注意!


出来た~~

ちょっと糸が一部おかしくなってるけど気にしない、気にしない

反対側の長辺は縫い合わせる

細々とつけるものが終わったし、あと一つの工程で完成です!

イス用のゴムをつけた部分から25㎝のところまで生地と生地を縫い合わせます。(工程⑥)


写真では右側がイス用ゴムがついている方です。(今まで左側だったのに今回だけ向きが違っています… 紛らわしくてすみません)


ミシンでダダーっと縫ってもいいかもだけど、キルト芯で厚みもあるし、ちょっとミシンにも疲れたので最後はマイペースに手縫いにします。

私は先に25センチの部分から縫い始めました。
縫い始めはしっかりと同じ部分を縫ってほつれないようにしておきましょう。


生地を少しずつすくいながら縫っていきます。
出来るだけ縫い目が目立たないように、と思いながらも疲れたのでやや雑です…


折り返し部分はゴムが合って縫いにくいので、手前まで縫って終了です。
最後も繰り返し同じ部分を縫ってほつれないようにしてくださいね。

完成!

お疲れさまでした~^^

一つ一つの工程はそんなに難しくはないのですが、マジックテープとゴムを縫い付けるので疲れてしまいました。

でも無事に完成~!


これが完成形です!


ゴムもちゃんとつけれたし


横から見ても折り返し部分も隙間なくキレイに折り返せてるし


正面から見たら、キルト芯があるおかげで左右の厚みに差はないし(左側がミシンで縫った方で右側がキルト芯で折った方)


キティちゃんにかぶせてみたら、バッチシかぶれてるし


後ろの部分もバッチシ縫い合わせれているのでちゃんと頭巾になっていますね!


あご用ゴムを内側に折りたたんで完成!

お疲れさまでした!

神戸市公立幼稚園の指定座布団を作った感想・注意点・所要時間など

幼稚園の説明会で防災ずきん兼座布団の作り方のプリントをもらった時は「どうしよう~」と思ったけど、ミシン初心者なりに頑張ったら作れました。

その時はバイヤステープを使って頑張って作りました。それはそれでなんとかできたけど、ミシンに慣れていないとバイヤステープをつけるのは難易度が高いと思います。

今回ご紹介した作り方なら、バイヤステープを使わない分縫い目はほとんど見えないし、時短で出来るので座布団を作るのが不安な場合はこのレシピを参考にしてみてください^^

注意点は、生地の端と端をキレイに合わせる、折り目をキレイにつける、生地やゴムの裏表に注意する、などです。

一つ一つの工程は複雑ではないので、油断せずにキッチリしていけば初めて作る場合でも無事にできますよ!

所要時間は、個人差があると思いますが、日頃手芸をしない方だと3時間ほどかかるかもしれません。(慣れてたら2時間以内とかかも?)

私は2時間半くらいかかりました。

一気に作ろうと思うと後半に疲れてしまうので、工程ごとに分けてもいいと思います^^

最初は、材料の用意・キルト芯を使う場合はキルト芯を接着するまで

次に、ミシンでマジックテープやゴムを縫い付けるところまで

最後は手縫いで仕上げをする

というふうに少しずつ進めれば負担は少ないです。

園からの説明から入園までは3カ月ほどはあると思うので、焦らずにゆっくり完成させてくださいね^^

ということで神戸市公立幼稚園の防災ずきん兼座布団のレシピでした。

 

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