【ワイシャツdeスモックの作り方】型紙不要でミシン初心者にオススメ! 時短・簡単・コスパ良し!

厳しい寒さも少しゆるんで春が近づいてきましたね^^

私には去年の春から幼稚園に通う娘(年中)とこども園に通う息子(年少)がいるのですが、二人のために一年前の今頃は園グッズをひたすら作っていました。

園グッズを作るためにミシンを買ったので、ハンドメイド超初心者で頑張った一年前が懐かしい^^

頑張って作った園グッズも一年たてば少し色褪せたり、汚れたり…

子供達がいっぱい園で活動した証拠ですね!

特にスモックは3着作ったけど、2着は絵の具で汚れがいっぱいだし(それはそれでカラフルで可愛いけど)、何よりも不慣れな中作ったので、予定よりも出来上がりが小さかったのです。

一年前に比べて体も成長した娘のために、4月から使うスモックを作り直したい!

けど、型紙で頑張って作るのは面倒くさい…

というときに思いだしたのが、ワイシャツでもスモックを作れるということ。

これなら型紙も不要だし、失敗の可能性は限りなく低いので作ってみました^^

実際に3着 ワイシャツでスモックを作ってみた


本当は2着作るつもりが、ちょっとサイズをミスったので3着目を作りました。(一番手前のスモックが小さかった)

3着作ったけど型紙を使わずに、既に形になっているワイシャツから作ったので、そんなに疲れずに難しい点はほとんどありませんでした。

ワイシャツからスモックを作る方が型紙から作るよりもはるかにラクだし、難易度の低いですよ^^

ワイシャツdeスモックの作り方

ということで、私がワイシャツでスモックを作った手順を紹介します。

ザックリ言えば、

1 シャツのいらない部分を切って
2 首元、袖口、裾を三つ折りにミシンをかけて
3 首元と袖口にゴムを通す

だけ。

ミシンも手芸も自己流なので、なんじゃこりゃ?な部分もありますが、その辺はご了承ください~

ワイシャツdeスモックに必要なもの

・着古したワイシャツ
・バイアステープ(18ミリの両折りタイプがオススメ)
・ゴム
・糸
・ミシン

バイアステープを使わずに三つ折りにして首元のゴムを通すことも可能だし、時間はかかるけど手縫いでもできるので、ミシンはなくても大丈夫です。

なので最低限必要なのは、ワイシャツ・ゴム・糸ですね。

仕上がりのサイズを考える

出来上がりのサイズを考えます。


実際に子供に着せてみるのがいいですね。

着るだけだとゆったり過ぎるけど、娘はパパのシャツ~と嬉しそう^^


膝の位置を確認したり


身幅はどうしようか… とか考えたり。

1学期は薄着で体の大きさも作る頃とはそんなに変化はなさそうだし、

暑くなってくると袖はちょっと短めでもいいかな、

とか

2学期になると少し成長するし、

秋~冬になる頃にはトレーナーの上から着るので厚手の服を着るならゆったりめがいいかな、

とか

3学期になると更に成長してるし、

真冬だと裏起毛のトレーナーの上から着るので袖も身幅も余裕が必要かな、

とか

一着だけ作るなら仕上がりのサイズは一年後の3学期に合わせて大きめサイズを作るといいですね。

二着作るなら、サイズを変えて作るとよさそう^^

切る部分に線を引く

仕上がりのサイズの検討がついたら、ワイシャツに線を引きます。


首元は子供の肩幅くらい大きめに切っても大丈夫です。

トレーナーとかの首元のように、前部分は気持ち深めの円を書きます。

きっちりキレイな線でなくてもゴムを通すので大丈夫です。


背面は前面に比べてやや直線です。


袖にも線を引きます。

袖は三つ折りにするのですが、ゴムを通す幅が必要だし私はザックリ折り返すので、仕上がりのサイズ+6㎝くらいの所に線を引きました。

一着目は油断して三つ折りの長さを考えずに線を引いてしまいました。(なので予定より小さく完成…)

私のようにザックリ作る場合は、仕上がりサイズよりだいぶ大きいかも?くらいで線を引いていくと仕上がりが自分の理想くらいになると思います^^


丈もなが~~めに線を引きましょう。

というのは、首元と裾の両方を三つ折りにするので、10㎝近くは見えなくなるからです。
予定している丈の長さ+10㎝くらいがいいですよ。

線に沿って裁断する


線が引けたらハサミでカットしましょう!


なんか既にスモックの形ですね^^

型紙から作る場合は、袖の生地2枚と前身頃と後ろ見頃の全部で4枚の生地を縫い合わせないといけなくて、私はワキの部分の生地同士を縫い合わせるのが、できるにはできたけど、すっごく神経を使って疲れたので、その工程がワイシャツからだと省略されているので嬉しいです^^

ボタンの部分を縫う


前のボタンの部分はそのままだとはずれやすいので、縫い合わせます。

ボタンを留めた状態で縫い合わせるか、


ボタンのついている面を上にして縫うか

どちらを上にするかで印象も変わるのでお好みで決めてください。

私はボタンのついている面が中心に着た方がワイシャツっぽくないかな?と思い、ボタンのついている面を上にすることにしました。


ミシンで縫い合わせるのですが、キレイにボタンの列に沿って縫うと生地の厚みで縫いにくいので、写真のように少しずらして縫います。


直線縫いで難易度は低めだけど、長い直線なので待ち針で留めておくとズレずにキレイに縫えます。


ボタンのついている部分の左右にミシンをかけました。


分かりづらい写真ですが、ボタンの列の左右を縫っています。

これでしっかり全面が一枚布になりました。

縫う時は首元から丈に向かって縫うと丈の方で長さがずれるのですが、ズレた分は気にせず切りそろえます。

生地を裏表にし、身幅を縫う


生地を裏表にします。(内側に表面になるようにひっくり返します)

身幅ですがこのまま使うとあまりにもゆったり過ぎるので、少し身幅を詰めようと思います。

娘は夫と弟と出かけてしまったので、トレーナーを置いて身幅を想像します。


深く考えると混乱するので、腕と丈は3㎝ほど小さくすることにしました。

脇の部分は動かしやすいように写真のように脇の形に沿って5㎝ほどの直線にしました。


別のシャツだけど、身幅の線はどれもこんな感じです。

線が引けたら縫いましょう。


線の上を直線縫いにして、その直線縫いの外側をジグザグ縫いをしました。

そんなにほつれそうな生地ではないので、ジグザグ縫いはしなくても大丈夫そうだけど、念のため。


縫わなかった部分を切り落とします。

ちょっと身幅がスッキリ!

丈の部分はズレたけど、気にせずズレた部分はカット^^

ゆったりめのスモックでもいい場合とか、ワイシャツが細身だったらこの工程は省略可です。

私はできるだけスッキリしたかったので、身幅をつめたわけですが身幅を詰めてよかったのは、

スモックが軽くなった!こと。

スモックは服の上から着るので、着やすさも大切だけど、着たときに軽い方が動きやすいですよね。

なので面倒でなければこの工程はされるといいですよ^^

袖口・丈を三つ折りにして縫う


袖口を三つ折りにして縫います。

でもその前に写真のように袖口のボタンをとったり、ボタンを外した時に袖口が開いてしまう場合は、ミシンで縫い合わせます。


ボタンをはずして、黄色の線の部分を縫うのですが…

ちょっと細いので縫いにくいかも。

でも三つ折りにするのでキレイに縫えてなくても大丈夫!

 

三つ折りもあまり神経質に幅を気にせずに、大きめにザックリ折り返します。(1.5~2㎝くらい)

その方が折り返しやすいし、ゴムも通しやすいので^^

そして頑張りすぎない方が疲れないので!

ミシンは折り目からできるだけ近いところを縫います。

注意点はゴムを通すために縫い始めと縫い終わりの間を1.5㎝くらいあけること!(重要)

これを忘れてキレイに縫い合わせてしまうとゴムを通せないので気をつけてくださいね!

丈の写真がないのですが、丈も三つ折りにして縫います。

丈はゴムを通さないので隙間をあけずに縫い合わせて大丈夫です。

この時に全面のボタンも全て取ります。

前面のボタンが付いていた部分は生地の厚みで4㎝程ミシンがかけれなかったのですが、その部分はムリせず手縫いで縫いました。(手縫いが面倒ならそのままでも大丈夫)

首元にバイアステープをつける

スモックの表面を表にしましょう。

バイアステープの片側を表面に縫い付けてから、スモックを裏面にひっくり返してバイアステープのもう片側を縫い付けると、バイアステープが内側に縫い付けれます。

最初の表面に縫い付ける、をミスるとバイアステープが表面に見えてしますので(見せたい場合は大丈夫です)


バイアステープは幅が15㎜か18㎜くらいがゴムが通しやすく、縫いやすいです。


バイアステープは広げて首元の線に沿って待ち針で留めていきます。
バイアステープのスタートは背面のどこかにしましょう。

端は内側に少し織り込むとほつれたりせずにキレイです。(上の写真でも少し端を折っています)


首元は曲線なので待ち針の間隔は狭めです。

待ち針をマメに留めて曲線に沿わせるとキレイにできますよ^^


待ち針で留めれたら、縫っていきます。


縫えました!


バイアステープもゴムを通すためなので、両端は重ねずに、写真のように隙間があるくらいの方がゴムを通しやすいです。

ゴムを通す部分は、前面よりも背面の方が目立たないです。

縫うことに集中しすぎるとゴムを通すことを忘れてしまうので要注意!

もう少し隙間が空いたとしても全然大丈夫です^^


スモックをひっくり返して、裏面を表にします。


内側のバイアステープを折り返して表に出るようにします。

アイロンで折り返した部分に折り目をつけるとキレイにできますよ。


そして、先ほどと同様に待ち針で留めていきます。


一通り留めれたら、縫いましょう。

縫う時は出来るだけバイアステープの端に沿って縫うと、ゴムを通す幅が広く仕上がります。


縫えました!

すっごく首元が開いているので大丈夫?と思うけど、

ゴムを通すので大丈夫ですよ!

首元と袖口の3ヵ所にゴムを通す


完成は目の前です。

首元と左右の袖口にゴムを通しましょう。


頑張ってバイアステープの端を縫った分、ゴムが通る幅が広くて通しやすいです^^

ゴムの長さは子供に合わせて調節しましょう。

首元は緩すぎると服が見てゆったりしすぎるし、着るたびにゴムが引っ張られるので、ゴムが伸びてくることを想定して服の首元と同じくらいにしています。

袖口は、きつ過ぎると痛いし、といって緩すぎると中に着ている服の袖が出てしまうので、ゴムの調節も大切です。

完成!


ということで完成~~~

あとはお名前ラベルをはったり、吊り下げ用のヒモを首元につけたりですね!

装飾がなくて味気ないので、時間のある時にワッペンをつけたりして装飾するのもいいですね^^

ワイシャツdeスモックを作った感想・気づいたことなど

サイズを決めるのは大切!


最初に作ったのはこのスモックですが、三つ折りをすることを深く考えていなかったので、出来上がりは今使っているスモックとほぼ同じになりました。

下のスモックは今使っているものです。 ほぼ同じだけど、どちらが大きい?といえば今のスモックですね…


次に作ったのはピンクのスモックですが、こちらは大きめにカットしたのでちゃんと大きくできました^^

娘が着ても適度に袖も丈も余裕があったので良かったです^^


最後に作ったブルーのスモックは、ピンクよりももう少し大きめにしました。

これなら一年後の真冬の厚着の上からでも余裕をもって着れそうです^^

面倒だけど、身幅は詰めた方が軽いスモックができる

できるだけラクに作るなら身幅の調節を省略してもいいけど、身幅を詰めて不要な部分を切り落とすとスモックが軽くなるので、子供にとってはその方がいいかな、と思いました。

脇も子供のシルエットに近い方がもたつきが少なそう。

型紙から作るよりもはるかにラク

一年前はカワイイ生地で頑張って型紙で型をとって作ったけど、ワイシャツからの方が断然ラク!

型紙からだと、

・型をとる
・生地を切る
・4枚に分かれた生地を縫い合わせる(4カ所)
・袖~脇~裾にかけて縫い合わせる(左右2カ所)

この工程だけで私は疲れるし時間がかかったし、脇の部分で生地がキレイに十字になってなかったらガッカリすぎるしなので、できることなら私は型紙からは作りたくないです。

時間がない場合や、初心者の人にはワイシャツからがおススメです。(一年前の自分に教えたい)

着古したワイシャツが生まれ変わるのが嬉しい

今まではワイシャツが古くなったら捨てていたのですが、首や袖口が痛むだけで、それ以外の部分の生地はほとんど痛んでいないので、考えてみたら捨てるのはもったいないですね。

ワイシャツの生地は丈夫だし、形状記憶の生地ならシワになりにくいので、アイロンをかけなくてもキレイに仕上がるのも嬉しい。

失敗のプレッシャーがないぶん気楽に作れる

手芸屋さんでカワイイ生地を選んで買ったら「失敗したくない」の気持ちからプレッシャーになって完成まで緊張するけど、着古したワイシャツならそんな心配は不要。

失敗したらもう一着もらいましょう~~^^

ワイシャツdeスモック 装飾は凝りすぎずに軽めに可愛くが理想

出来上がりを見たら、シンプルだけど可愛らしいスモック。

でもこのままだとアッサリすぎるので、時間のある時に装飾しましょう。

ワッペンやリボンをつけたり、端切れを動物や花の形に切って貼ったり…


ボタンも捨てずにとっておいたので、使えたらいいなと思ったり…

可愛く仕上げるのを考えだけでも楽しいですね。

まだ新学期まで時間があるのでマイペースにオリジナルスモックを完成させます。


ピンクのスモックには花柄の刺繍をしました^^

首元や袖にも散りばめるように刺繍をしたので娘も気に入ってくれました。

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