幼稚園に入園当初は楽しく幼稚園に通っていた息子ですが、2学期に入ってからは楽しく登園するものの園では好き勝手にウロウロ・フラフラすることが増えてきました。
毎日お迎えに行った時に、他の子供達は先生のお話を聞いているのに息子だけバッタを追いかけることが多くて毎日ヒヤヒヤ。
家ではいつもどおりの様子なのに、幼稚園では私の知らない息子の困ったエピソードが毎日のように先生から伝えられていました。
今までそんなに手のかかったことがない息子だったので、2学期に入ってからの2ヵ月間はホントに大変でした。
5歳くらいに反抗期がある子もいるらしいので、先生も私も息子は今は反抗期ということを理解していたのですが…
限度ってありますよね。
運動会もまともに参加しないし、通常の保育でも先生を困らせてばかり。(ピアノの発表会も大変だったし)
私も息子に諭したり怒ったりする日々。
でも同じことを繰り返す。
最悪なのは同じ園に通う年長の娘にまで影響したこと。
淡々と書いたけど、この1ヶ月は毎日息子のことで家族全員で消耗していました。
でも今は以前ほどは苦悩することなく、息子もちょっとは園で「我慢」をするようになりました。
この記事では年中の息子の幼稚園で他の子達と同じことができない理由や私たちなりの解決策を書きました。
同じ悩みを持つママたちの参考になればいいんですが…
目次
年中息子の反抗期? 幼稚園での様子
2学期になって運動会の練習が始まったころから息子は幼稚園でウロウロしたり、他の子達と同じことをしないことが増えてきました。
迫りくる運動会までに先生達も楽しく運動会の演技や競技の練習をしないといけないので大変だったと思います。
息子の園では音楽会や運動会、生活発表会の「練習」とは言わずに、あくまでも「遊びの中で形にしていく」という方針なので練習という言葉自体使いません。(練習と言ったら楽しさよりも義務感みたいなのが伝わってしまうからかも?)
ある意味、子供達を惹きつけていく難易度は高いように思います。
全ての園児が同じことに楽しみを見出すわけではないから。
「運動会ごっこ」を
①楽しんで毎日できる子もいれば、
②イマイチ楽しくないけど、やってみたらだんだん楽しく感じる子もいるし、
③あまり楽しくないけどお友達がやってるから合わせてやってる子もいるし、
➃最初はやってはみるものの、途中で飽きたり楽しくなくて離脱する子もいます。
ほとんどの子達は①~③のパターンだと思うけど、息子は④です。
クラスの中で一人だけ…
運動会の練習で離脱した時に、先生に怒ったりきつく言われなかったことで息子は「離脱しても許される」と思ったんでしょうね。
運動会の練習以外でも自分が面白いと感じなければ離脱することが増えた結果、毎日のお迎えの時ですら列に並んで私を待つことも減っていきました。
集団行動ができない息子に諭すか怒るしかできなかった私
息子なりに園ですることがつまらないと感じることを咎(とが)めるつもりはありません。
でも幼稚園に通う目的の一つに「集団行動ができるようになること」もあります。
小学校に行った時に集団行動で苦労しないために幼稚園である程度は身につけてほしい。
なので息子には、
「幼稚園は公園じゃないの。
楽しいこともいっぱいあるけど、時には我慢もしないといけない。
自分のしたいことだけをするのではなくて、皆と一緒にすることは皆と一緒にしなさい。
先生の言うことは聞きなさい。
しないといけないことはしなさい。」
という内容を日々繰り返し諭してきました。
真面目な私の前では「ハイ」とか言うくせに、翌日には繰り返す息子。
そのうちお説教が日常の一つになってきて、あまり効果がないようになってきました。
でも諭す以外にどうしたらいいのかわからない。
最後の方は切れて怒鳴っていました。
幼稚園でウロウロする理由 息子の言い分は
毎日同じことでお説教しているのに、息子は「ハイ」と言うばかりで行動は改善されず。
私の忍耐の限界に達したので、今までにないほど怒りました。
息子を正座させて、
「どうして幼稚園で皆と同じことをしないの?」
と鬼の形相で尋ねたら、
「だってつまらないから。楽しいことがないから」
と言われました。
幼稚園って子供達にとって100%でなくても楽しい場所だと思ってた。
娘は幼稚園が大好きで、初めて経験することに喜びと楽しみを感じていました。
私は子供の頃避難訓練ってメンドクサイ~と思っていたけど、毎月の避難訓練も楽しんで避難の仕方を伝授してくれる娘を見てたので、きっと息子も同じように幼稚園では楽しいことがいっぱいで幼稚園好きだと思ってました。
でも真剣な私の質問に、ハッキリと「楽しくない。つまらない」と言った息子には幼稚園ってつまらない場所なんだ。
楽しくない場所に毎日通うのも、通わせるのもどうなんだろう…
と考えさせられました。
幼稚園が楽しくないという息子 解決策は一つの約束
運動会が終わっても息子の行動は改善されないし、私も辛いし、先生や他のお友達にも迷惑だし…
息子の「幼稚園でしたいことがない」という気持ちも大切だし…
ということで、息子と約束しました。
「行きたくないなら幼稚園に行かなくていいよ。
ママは怒らないよ。
朝起きて、行きたいなって思ったら行けばいいし、
行きたくないならお休みでいいからね。
幼稚園に行きたいって思ったら幼稚園に行ったらいいけど
幼稚園ではつまらなくても皆と同じことをしないといけない時もあるの。
そんな時に我慢して同じことができるんだったら行ったらいいよ。」
幼稚園には毎日行かないといけない!!って思い込んでた私の考えを捨てて、息子の気持ちを尊重してこの約束をしました。
行かないなら行かないでいいけど、行くなら集団行動の我慢は必要なので、それを納得できるなら行けばいいや。
自分の理想の園児でなくてもいいわ。
と思ったら私もラクになりました^^ (子供をコントロールしようとしすぎてた自分に反省)
この約束をした翌朝、息子を起こしたら
「今日は行きたくない」
って言ったので、
「いいよ~」
と言って起こすのをやめました。
10分後、
「やっぱり幼稚園に行く~」
とニコニコで息子は起きてきました。
「でも幼稚園で皆と同じこと出来る?つまらないなら休んでもいいよ」
と聞いたら
「皆と一緒のことするよ!」
と答えたので行かせました。
で、ある程度は集団行動できたようです(先生談)
この日以降、息子はニコニコして幼稚園に通っています。
5歳児でも自分で決断したら納得して行動できる 決断をゆだねることの大切さに気づいた
今までは「皆と同じことしなさい」「幼稚園には休まずに行きなさい」だったけど、約束以降は幼稚園に行く・行かないを決めるのは息子です。
息子なりに明日は幼稚園に行こうか、ということを考えるうちに、
お友達との楽しい遊びの続きがしたい
とか、
お弁当を一緒に食べる約束をしたな
とか、幼稚園に行かないとできない楽しみを想像できるようになったようです。
「あ~明日の幼稚園楽しみだな~」
とかお風呂でニコニコと言ってる姿を見たら、
約束一つでこんなに効果があるなんて!!
と想定外の効果にビックリです^^
自分で「行く」と決めたから自分にとってはつまらない遊びの時も教室から出ていったりすることはなくなって、参加しなくても離れて見てるらしく、息子なりに我慢をしているようで嬉しいです。
行くのが当然と思っていた頃は幼稚園の楽しみやありがたみが息子の中で薄れていたけど、最近は楽しみも先生の優しさも感じているようなので、イキイキと登園してくれて私の苦悩もひと段落つきました。
といっても、だんだんとダラけてくるのは想定内なので、先生とのお話の中で「約束」を思い出させたりしながらできるだけ楽しく幼稚園に通えるようにサポートしていくつもりです^^
個人差はあるだろうけど、5歳ってある程度の判断を任せたら責任を感じれるんだと今回気づきました。
これからも育児で困ることはあるけど、その時もできるだけ子供の意思を尊重して子供に決断を任せようと思います。
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