夏休みの宿題の中でヘビーなのが読書感想文。
ドリルのようにすぐに終わらせることはできないし、本を選んで読むところから、完成までに何かと時間がかかりますよね。
取り組むのが億劫で、つい後回しにしてしまいがちですが、さっさと終わらせて気楽な夏休みを過ごしたいですね^^
私には小3の娘と小2の息子がいるのですが、夏休みの前半に読書感想文を終わらせることを目標にしています。
読書感想文の一番難しいのは、感想文をどう書くか、だと思います。
800字とか1200字とか…
そんなに書くことある~~~~?????
文字数を意識するとそうなるけど、どんな風に書くか、何を書くか、をある程度決めてから書き始めると意外と書けそうです^^
ということで、我が家流の読書感想文の書き方をまとめました。
読書感想文に悩めるお子様たちの参考になれば嬉しいです^^
目次
読書感想文 何を書く? どんな風に書く?
読書感想文って、簡単に言うと「本を読んだ後に自分が感じたこと・考えたこと・思ったこと」を書くことです。
なので、同じ本を読んでも、解釈は人それぞれ、心に残った部分も人それぞれ、何を感じたかも人それぞれ。
書く内容に正解なんてないので、思ったことを率直に書けばいいと思います。
子供だけで本を読んだ後の感想や考えをまとめるのは難しいので、出来ることならお母さんでもお父さんでも、考えをまとめるために話し合って、方向性を決める手伝いをしてあげるとスムーズです。
何を書くのか、の具体的なポイントはいくつかあります。
心に残った場面の感想を書く
本を読んだ後に、自分の中で一番心に残った部分をクローズアップして、感想を書きます。
別にストーリーの結末でなくても、面白いな、と感じた場面のあらすじを簡単に書いて、自分がどう思ったのか、を考えるのは書きやすそうです。
どうして、その場面が心に残ったのか、自分はどの登場人物になったつもりで読んだのか、など、自分の感想を具体的に書けたら自分らしい感想文ができそうな気がします。
登場人物の行動やセリフで共感できた&面白いと感じた部分を書く
本を読む中で、登場人物の行動やセリフで共感できた部分を書くのもアリ。
別に主人公以外の登場人物でも共感できる人物がいたら、どんな部分に共感したのか、その人物のとった行動やセリフのどこが、どんな風に面白いと感じたのか、自分の考えと一緒なのか、自分ならそうは考えない、と思うのか。
心に浮かぶことを素直に書けばいいと思います。
登場人物の行動やセリフで共感できなかった部分を書く
逆に、このセリフや行動は自分だったらしないな、とか、なんでそんな行動をとったんだろう、のような自分が共感・理解できない部分もあるかもしれません。
そんな時は、自分が感じた違和感をそのまま書くのもよさそう。
本を読んで色んな感想が出てくるので、心に引っかかる部分があるのは当然のこと。
その違和感を見つけて、文章で書きだすことができたら、いい感想文になると思います^^
個人的には、本を読んで、「いいお話でした~」「共感しました~」よりも、
「登場人物Aがどうしてそんなこと言ったのか、私には理解できない」くらいのツッコミがあるほうが、感想文として自分らしさが出るような気がします。
登場人物を分析してみる
色んなキャラをもった登場人物が本の中に出てくると思うのですが、
・どの登場人物が好きか
・自分と似ているか
・自分と違うか
・自分の周りにいなさそう
など、登場人物について感じたこと、思ったことを書いたり、登場人物を自分なりに想像して深堀りしてみるのもよさそう。
ストーリーの結末を自分なりに想像して書く
ストーリーの結末も、自分が作者だったら違った展開にするだろうな、と思うのなら、作者になったつもりで書くのも面白そう。
ストーリーの結末の後の部分の続きを想像して書くのもいいと思います。
結末の後のストーリーを書いたり、どうしてそう考えるのか、など想像を膨らませれたら書くことはいっぱいありそう。
本を読みながら思い出した自分のエピソードを書く
本を読んでいたら、自分が経験したことや、思い出が思い浮かぶことがあると思います。
どんなことを、どの場面で思い出したのか、どうしてそれを思い出したのか、などを書くのもいいですね。
自分の経験と本の内容がどう繋がっているのか、を考えるのも、面白いと思います。
夏休みの読書感想文 書く意味を考えてみた
完成させるのに時間も苦労もいっぱいかかる読書感想文。
読書感想文って聞くとネガティブな印象があるかもしれませんが、色んな意味があると思います。
①完成させた時の達成感がある
本を選んで、読んで、書く内容を考えて、書いて、書き直して、清書して…
ホント苦労するけど、完成させれた時の達成感は苦労した分、大きくなりますよね。
読書感想文、自分で書けた!
っていうのは、大きな自信にもなると思います。
②地道にやり遂げる経験ができる
計算ドリルや漢字ドリルのようにパパっと終わらせれない分、じっくり取り組まないといけません。
地道に、コツコツと…
粘り強く課題に取り組むという経験は、中学校、高校と進んでも必要なことだと思うので、読書感想文で経験ができるのは、きっと子供の役に立つはず!
③自分の考えを深めることができる
文字数がそれなりにあるので、想像を膨らませたり、詳しく分析したり、書く前に考える時間がかかると思います。
でも一つのことをじっくりと考える、ということは大切なこと。
考えを深めるにつれて、自分の考えが意外な方向に進むこともあるかと思います。しっかり考え込まなかったら思い浮かばないアイディアを自分で見つけることに気づけたら、それは今後も役に立つと思います。
思考力アップにも良さそうですね^^
④文章で自分の考えを表現する経験ができる
学校の授業だけでは、文章を書く機会も多くはなさそうなので、書くことに苦手意識を持っているかもしれませんが、読書感想文は文章を書くいい練習になると思います。
書いては読み返してみて、自分の考えが思った通りに書けてるか、を考えながら文章を書くことは、書き始めたら意外と楽しいような気がします。
感想文を書く前は、そんな長文、書けないよ~って思うかもですが、頭に思い浮かんだことを自由に書いてみたら、意外と数百文字書けると思います。
文章で自分の考えを表現して相手に伝える、という練習にもなる読書感想文、今後の経験にも役立つと思います^^
夏休みの読書感想文 評価は気にせず、自分の考え・感想をとがらせてみよう
読書感想文が面倒くさく感じるのは、「上手に書かなくては…」っていう気持ちがあるからだと思います。
先生に褒められるような、学年代表に選ばれるように書かないと…とか考え始めると、自分らしい意見が思い浮かばなくなりそう。
そんなことは気にせずに、せっかくの読書感想文、自分の考えや感想を遠慮なく書いてみては?
本を読んで「自分が」どう感じたか、思ったかを書くことに集中できたら、自分にとって満足のいく読書感想文が完成すると思います。
人と同じ意見だと面白くないし、無難にあらすじを書いてみても自分の意見は見えてこないし…
「自分の意見を遠慮なく表現する場」として読書感想文を書きましょう^^
そのほうが、時間がかからずに、自分らしい、満足のいく読書感想文が完成すると思います。
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