ピアノを習い始めて3ヵ月経過 子供達の成長と変化

5歳の娘と4歳の息子は3月からピアノを習い始めました。

約3ヵ月経過した今、思った以上にピアノを楽しく練習し、色んな点で成長やいい変化が出てきました。

ピアノを習うっていうのは、ただピアノが弾けるようになる、というだけではありません。

ピアノが弾けるようになるためには色んなことがそれなりにできないといけないと感じました。

今まであやふやだったことを意識してできるようになったり、ダラダラと時間を持て余す時間が減って充実した毎日を過ごしています。

ピアノを習うことでこんなに色んな変化があるとは、ホントにビックリ!

ということで今回はピアノを習い始めて3ヵ月経過した子供達に見られる成長をまとめました。

ピアノを習って3ヵ月 子供達が成長したことや嬉しい変化

1 ひらがな・数字の理解が進んだ

他のピアノ教室もでしょうが、子供達のピアノの先生はピアノを弾くときには、

「1の指、2の指、3の指、4の指、5の指」

と子供には分かりやすく指使いを表現します。

そして、音符を見たら、

「この音はリンゴが1個、こっちは3個ね」

と音の拍数をリンゴの数で先生は表現をします。

20くらいまでなら数えれる子供達ですが、数字と指を関連付けることや、拍数を一個、二個…と繰り返し数えることで数はただ口に出して数えるだけではない、ということに気づいたようです。

そして毎回「リンゴが一個、二個…」と数えることで数字をただ数えるというだけではなく、リンゴが数えた分だけ存在する、という実感が出ていています。(上手く表現できませんが…)

五線ノートに先生が書いた音符に、「ドレミファソ」を書くという宿題も毎回出されるのですが、娘は字が書けるので書いています。

息子はまだ上手に書けないので、色で音を区別しているのですが、頑張って書こうとしています。

ひらがなを覚えかけの時期に字を書く機会が多いのはありがたいし、ピアノの座学もはかどって一石二鳥です。

2 えんぴつ・消しゴムに慣れた

今までは自由にマジックやクレヨンでお絵描きをしたり、お手紙を書いたりしていたけど、ピアノを習い始めて色鉛筆と鉛筆、消しゴムを使うようになりました。

鉛筆はマジックと違って子供達には力加減が難しそうだったけど、ピアノ教室でワークをしたり、家で宿題をしながら鉛筆に慣れてきました。

今までは消しゴムといえば、「カワイイ形をしたもの」くらいの認識で使い方を知らなかったけど、今ではちゃんと鉛筆で書いた部分を消すという正しい使い方を知りました。

3 宿題・練習をする習慣がついた

木曜日にレッスンがあるのですが、翌日の金曜日は気が抜けて練習をサボってしまうけど、土曜日からはほぼ毎日ピアノに向かって練習をしています。

「練習しなさい」と言うと、「はーい!」と返事をして練習をする姿が微笑ましい^^

ワークの宿題も平日の夜にするんですが、子供達がちゃんと宿題をしようと机に向かって課題を進めています。

娘 「これは何の音?」
息子「それはド! これは?」
娘 「それはミね」

とか言いながら二人でお互いの課題を助け合って進める姿が嬉しい~~

一人だと宿題も退屈でしんどくなりそうだけど、二人で協力すると宿題もちょっとしたゲーム感覚で取り組んでいます。

そのうち面倒くさくなってサボることも出てくるかもだけど、小さいながらに頑張る姿を見せてもらえただけで今は大満足。

幼稚園で毎週借りる絵本も二人で読んだり、絵本カードにタイトルを自分達で書いたりしています。

小学校に入学してから鉛筆に慣れたり、宿題をするようになったりと初めてのことだらけだと子供達は新生活で疲れそうだけど、初めてのことをちょっとフライングして慣れておくだけで、入学後の負担が減りそうでよかったと思います^^

4 集中力が身についた・コントロールできるようになった


今までも集中力はありました。好きな遊びやお絵描きの時とか黙々と長時間集中する時がありました。

でもピアノを練習するようになってから本人たちがしたいタイミングでなくてもピアノに向かって集中できるようになりました。

したいことをする、ではなくて

しなければならないことをする、ことができるようになってきました。

幼稚園から帰ってきて疲れている時でも、ピアノの練習をし始めると一つ一つの音を間違えないように集中して弾いています。

私はピアノの練習になるとついつい厳しくしてしまって、40分ほど息子はピアノに向かい続ける時もあるけど何とか集中して間違えずに弾こうと頑張っています。(終わった後はヘロヘロ)

簡単そうに見える楽譜でも子供にとっては間違えずに、拍数を数えてしっかりした音で最後まで弾く、というのは難しいことです。

最初から最後まで間違えずに弾くためには集中力はとっても大切。

ちょっと気が緩むと間違えたり、つっかえたりするのを子供達は分かっているので最近の弾くときの顔は真剣です。

5 ピアノ教室での30分間も先生と二人きりで落ち着いて過ごせるようになった

レッスンに通い始めた頃は息子は落ち着きがなかったり、20分ほどで集中が途切れてしまったり、先生に「疲れた」を連発したりして毎回ドキドキしていました。

でも経験豊富な先生なので、上手に息子の気をひいたりやる気スイッチを押したりしてなんとか30分レッスンができている感じでした。

3カ月目に入ってからは前ほど先生を困らせることなくレッスンができるようになりました。

幼稚園だと複数のお友達に対して先生は1人か2人だけど、ピアノ教室だとマンツーマンで向き合えるので濃い30分のようです。

そんな30分を過ごせるようになったのも、やっぱり集中ができるようになってきたからでしょうね^^

そして自分の言葉でコミュニケーションをとれたり、感情をコントロールできるという点でも成長できているようです。

6 「場」をわきまえるようになった

ピアノ教室で娘がレッスンを受ける間、息子と私は待合室で待つのですが、今までは落ち着きなくウロウロしたり、レッスンが終わると部屋の中で走ったり…

レッスン前には「お教室は公園じゃないから、走ったりウロウロしないでね」

と何度も何度も言い聞かせて、子供達はやっと「遊んでもいい場所」と「遊んではいけない場所」の区別ができるようになって、遊びたい気持ちを我慢できるようになってきました。

ピアノ教室以外でも、お店の中や道路でも、「ここは公園じゃないからね」というと子供たちなりに落ち着こうと努力できるようになりました。

といってもまだまだ4歳と5歳なので油断するとはしゃいでしまうけど…

前よりも成長しましたよ~~

7 待ち時間にお勉強を楽しむようになった・親子二人きりの時間ができた

娘がレッスン中に息子はワークをして過ごすのが最近の楽しみの一つです。

ワークは百均で買ったものです。

ひらがな・すうじ・迷路・ちえ、などのジャンルと年齢ごとにワークがあるので、何冊か買って取り組んでいます。

娘は私とワークをするのが、いかにも「お勉強」なので嫌がるけど、息子は問題を解けたら嬉しいのか喜んで取り組んでいます。

特に迷路とちえのワークが好きなので、色んな百均でワークを買っています。(お店によってワークの内容が違うので)

娘のためにもワークを買っているけど、したい時しかしません。その代わりに娘がハマっているのはトランプ。

神経衰弱とババ抜きを息子がレッスンを受けている間に一緒にしています。

トランプに飽きたら、オセロや本の読み聞かせなど違う楽しみで二人きりの30分を過ごすつもり。

子供と向き合う時間が確保されているのも、私には嬉しいです。

8 曜日を意識するようになった・生活にメリハリが出て、ダラダラタイムが減った


ピアノと同時にスイミングにも通い始めたのですが、週に2日も習い事があると結構忙しいです。

ピアノは毎日練習をしないといけないので、幼稚園から帰ってきてからも習い事がなくてもちょっと忙しいです。

〈習い事のない平日〉

 

午後3時 幼稚園から帰宅
~3時半 お菓子タイム・休憩
~4時半 ピアノの練習
~6時  フリータイム
~8時  お風呂と夕食
~8時半 寝る準備・就寝

就寝時間はちょっと油断すると9時を過ぎてしまうのが悩ましい~。

9時を過ぎて寝ると次の日に眠そうなので、頑張って寝かせるけど、寝かせるまでは時間に追われて忙しい。(改めて実感)

〈一週間の流れ〉

 

月曜 幼稚園・ピアノの練習
火曜 幼稚園・スイミング・ピアノの宿題
水曜 幼稚園(お弁当がない日なのでお昼は外食)・ピアノの練習
木曜 幼稚園・ピアノ教室・幼稚園で借りた絵本を読む&絵本カードにタイトルを書く
金曜 幼稚園
土曜 休日・ピアノの練習
日曜 休日・ピアノの練習

ピアノを習い始めて気づいたけど、ほぼ毎日ピアノを練習するというミッションがあるので、地味に忙しいです。

地味に忙しいけど、それが負担になって苦痛ではなくて、好きなピアノを弾けるお楽しみタイムなので毎日楽しく継続出来ています。

水曜日はお弁当なしの12時までなので、帰宅後ピアノの練習を済ませてから外食&買い物や公園遊びでリフレッシュしています。

ちょうど週の真ん中に一息つけるので、水曜の午後のフリータイムは嬉しい。(お弁当作らなくて楽だし^^)

毎日のリズムがちょっとずつ違うので、子供たちなりに曜日の感覚を覚えてきました。

毎日いい感じに時間に追われているので、あっという間に時間が過ぎて一週間が早い早い。

平日はダラダラと過ごす時間が減った分、土日はピアノの練習以外は時間に追われることなく子供達もフリータイムを楽しんでいます。

9 爪を切る習慣がついた

今までは幼稚園で清潔検査の前日や気になった時に爪を切っていました。

でもピアノを習い始めてからは水曜の夜か木曜のレッスン前までには爪を切る習慣ができました。

ズボラな私は子供の爪切りを後回しにしてしまう時もあったけど、今では自然に爪を切るようになりました。

子供達も爪が伸びたら自分から「爪切って~」と言うようにもなって、指先に対する意識が変わりました。

10 手を洗う・キレイに拭く習慣がついた

ピアノの練習前は必ず手を洗うようにしています。

おやつを食べた後など、特に手が汚れている場合ではなくてもピアノを弾く前には手を洗う、をルールにしています。

そして手を洗った後はしっかりとタオルで手を拭く、もルールにしています。

これを徹底していないとピアノが痛む原因になるし、ピアノを大切にするという意識と緊張感を持ってほしいので。

ピアノを弾く前でなくても、今では手を洗う時は丁寧に洗って拭くようになりました。

手を洗って拭く、という動作に対する意識が変わったように思います。

11 ピアノを大切にしようとする


子供たちなりにピアノは「特別なもの」という気持ちがあるみたいだし、私もピアノには濡れた手で触らない、近くを走らない、などと言っているのもあって、ピアノを大切にしています。

今まで遊んできたおもちゃとは全然違う特別なもの、大好きなもの、という感覚だと思います。

幼稚園の年中・年長にもなると大切なものを優しく扱う、が思っていた以上に上手にできていて成長を感じます^^

12 成功体験を積み重ねることでの自信と達成感が嬉しそう・向上心も大きくなった

土曜日に初めて課題を弾くときは、なにせ初めてなので最後まで弾くのに時間がかかるしぎこちないです。

自分でちゃんと弾けてるのか、間違ってないかも自信がなさげ。

でも練習を重ねることでピアノ教室に行く日には子供たちなりに自信を持って課題を弾けるようになっています。

私は習い始めの頃は毎日横につきっきりで練習に付き添っていたけど、今では付き添わなくても自分達で弾けるようにもなりました。

でも時々みっちり横に張り付いてスパルタレッスンをしています。

指をまるめる、しっかり拍数を数える、速くなったり遅くなったりしない、など横で色々言ったり、弾いて見せたりして一緒に練習します。

子供達は出来そうでできない悔しさがあるので、時々悔し涙を流していますが(私が怖いのもあるかも?)、弾けたときは嬉しそうに私の方を見上げて笑います。

その時は、めちゃ嬉しそう&達成感が伝わってきます。

難なくクリアできることだと達成感は小さいけど、ピアノの課題はちょっとずつ難易度が上がっているので出来るまでの悔しさや苦労や努力があるのがいいです。

横で私に色々言われるけど、逃げ出すこともなく4歳5歳の子供達は真剣に努力しています。

「うちの子意外と根性があるんだな~」なんて内心感動しています^^

なので時々スパルタレッスンをするけど、子供達は嫌がらずにレッスン後はスッキリしていて次の日は前日よりも確実に上手になっているので、そんな自分の成長が嬉しそうです。

秋ごろには発表会があるのですが、娘は今から「虹色ドレス」を着るのを楽しみにしています。

私 「カワイイドレス着て下手なのと、上手なのとどっちがいい?」

娘 「上手なの!」

と時々会話をします。

娘にとっては虹色ドレスをきて上手に演奏するという目標があるのでそのために今は頑張っています。

13 幼稚園に期待をし過ぎないようになった・世界が広がった


ピアノ教室に通うまでは、親子共に幼稚園と自宅が生活のほぼ全てでした。

基本的に子供達は幼稚園が大好きです。笑顔で行って笑顔で帰ってくる日がほとんどです。

でも幼稚園では楽しいだけでなく、我慢をしたり頑張ったり、苦手なことに挑戦したりと子供たちなりに色んな感情があるようです。

楽しく幼稚園で過ごせた時はいいけど、お友達とのトラブルで悩んだり、イマイチ上手にできないことがあると子供たちなりに悩んだり心配したりしていました。

でもピアノ教室に通うようになってからは、幼稚園とは関係ない世界ができたし、いい感じに忙しく生活することになったおかげで、幼稚園のことを忘れる時間ができました。

誰だって悩み事から気持ちと頭を切り替えるのは難しいですよね。子供だったらなおのこと。

もちろん楽しいこともいっぱいあるけど、いいことよりもネガティブなことの方が心に残りやすいと思います。

私は幼稚園では特に親しいママ友のような存在はいなくて、ほぼポツンです。
それはそれでいいけど、時々疲れる時もあります。

親子共に幼稚園の世界にどっぷりつかっていたら消耗してしまうけど、ピアノ教室とスイミングという「別の世界」を持てたので自然と気持ちが切り替えられるし、楽しいので気が楽になりました。

大好きな幼稚園だけでなく、ピアノやスイミングという自分が思いっきり頑張ったり楽しめる世界が増えたことで子供達のイキイキする場が増えたことが純粋に嬉しいです^^

ピアノ教室に通って困っていることや悩み事

いいことばっかりを書き連ねたので、「困ったことはないの?」と思われたのではないでしょうか?

困ったことねぇ…

特にないです!

片道15分の送迎にも慣れたし、レッスン後買い物をして帰ったら6時半くらいになるので、慌ただしく夕食・お風呂を済ませないといけないので休む間はありませんが…

日頃行かないスーパーにレッスンの帰りに寄るんですが、どうやら毎週木曜が卵98円の日のようで、私にはメチャ嬉しい~^^

卵の安い日にわざわざスーパーに行かないけど、無理なく毎週安くて新鮮な卵がゲットできるので幸せ~

そしてお惣菜やパンの種類も豊富で美味しいのでラクに夕食と翌日の朝食を買うことができます^^

ちょっと高めのスーパーなのでいつもよりお金はかかるけど、木曜は割り切って簡単にできるものやお惣菜と決めています。(翌日のお弁当も頑張らないと決めています)

今のところは想像以上に子供達がピアノを好きで頑張っているので悩みはないけど、やる気がなくなってきたリ練習をしたがらなくなったら困りそう。

私が代わりに練習するわけにもいかないし、私はひたすらサポートに徹するのみ!

子供達が長くピアノを続けられるように色んな工夫をすることが私のミッションです。

記事を書きながら熱心なママ、と思われそうだけど親子共に基本的に楽しんでいます。

習い事に向き不向きはあるけど、何かに挑戦することで気づいたり成長できることは大きいです。

また数か月後に新たな成長があればご報告します^^

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください